企業 看護師 求人

企業の看護師求人・募集〜地域で異なる増加傾向〜

企業で働く看護師は年々増加していますし、企業における看護師の需要も大きいものです。しかし、地域によって企業看護師求人の事情も違いますし、その求人数なども大きく異なっています。ここでは主に都市部と地方における企業看護師について見ていきますが、その前になぜ近年企業看護師の需要が大きくなっているのか、知っておきましょう。

 

以前から企業内の健康管理室に勤務する看護師の重要はそれなりにありましたが、近年企業看護師の募集が増えているのには理由があります。それは社員に対する健康管理がとても幅広くなってきたことに起因します。つまり、ごく普通の健康診断・健康管理だけではなく、生活習慣病の予防・メンタルヘルスケアなど幅広い社員の健康管理・健康指導が企業で急務になっているからなのですよ。

 

さて、企業看護師の求人は都市部では多く、地方は少ないという傾向にあります。これは都市部には企業が多く地方は少ないから、と単純に考えるわけにはいきません。と言いますのも、大手企業では企業に看護師を置くというのが一般常識になっていますが、一般企業である中小企業の間では、企業看護師を置くにいたっていない企業もまだまだあるという現状があるからなのです。当然のことですが大手企業が多いのは都市部になります。

 

地方では、巡回検診を利用して定期検診を行う一般企業はまだ良い方で、中には「健康管理は自分で行う」という考えで、社員が各自地域の病院で行うという一般企業もまだまだ多いのですよね。地方における中小企業にはこういった傾向にありますので、地方の企業看護師の募集はやや少ないという状況にあるわけです。

 

また、都市部には外資系企業も数多くありますよね。例えば、看護師の働く企業の一つとして医療機器メーカーがありますが、この医療機器メーカーには外資系の企業もとても多いです。そして外資系企業が多いのは地方でなく都市部であることは誰しもが理解できることでしょう。

 

このように、都市部と地方での企業看護師求人数の違いは、企業数の多い少ないよりも、看護師を必要としている企業数の違いにあることは把握しておきたいものですね。ただ、都市部においても、あるいは地方においても中小企業における看護師の必要性はどんどん認識されていますので、企業看護師の求人はこれからも増加していくでしょう。